和歌山大学とサイバーリンクス、ブロックチェーン・DID(分散型ID)などの先進的技術の活用について、共同で研究開発に取り組むことに合意


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その他 和歌山大学とサイバーリンクス、ブロックチェーン・DID(分散型ID)などの先進的技術の活用について、共同で研究開発に取り組むことに合意

配信元:私塾界 09月26日08時03分

株式会社サイバーリンクス(和歌山市紀三井寺、村上 恒夫 代表取締役社長)、国立大学法人和歌山大学(和歌山市栄谷、伊東千尋 学長)は、ブロックチェーンやDID(分散型ID)などの先進的な社会情報基盤技術の活用について、共同で研究開発に取り組むことに合意した。

和歌山大学とサイバーリンクスは、2018年に連携協定を締結するなどしてこれまで協力関係を築いてきた。特にデータサイエンス教育の分野では、それぞれの持つ知見を提供し合うことで、実践的な教育プログラムを開発するなどの実績をあげてきた。一方で、社会のデジタル変革が進む過程にあって、Web3とも呼ばれる新たな社会情報基盤への移行が注目されており、産業界・教育界それぞれにおいても対応が必要な状況となっている。そこで、和歌山大学とサイバーリンクスは、これまでの協力関係を一層強化し、ブロックチェーンやDIDといったIT分野の先進的な基盤技術の活用について、共同で研究開発に取り組む。

 強化された協力関係においては、新たな社会情報基盤の上で展開される様々な事業活動の中で、マネージャー/エンジニアとして活躍できる人材の育成も目指す。このために、令和5年度より和歌山大学内に「ブロックチェーンを利用したDID認証」に関する共同研究組織を設置する計画を進める。この組織を通じて、研究成果を学生教育に活用するとともに、当該分野研究への学生の参画を促す。

■ブロックチェーンについて
 インターネット上に様々な仮想通貨が登場すると同時に、そこで使われている技術として注目されるようになったブロックチェーンだが、仮想通貨はその活用範囲のごく一部と考えられている。ブロックチェーンは、台帳管理を分散化する技術であり、複数の組織や個人が対等な立場で情報の記録・読み出しができる。これによって台帳に記録されている情報の信頼性を確保するとともに、台帳管理者の優位性による弊害を排除する。

■DID(分散型ID)について
 ユーザIDや商品IDといったように、人や物を識別するために利用されている情報をIDと呼びます。これまでは、できるだけ多くの状況で利用できるように、中央集権的にIDを発行し、それを利用することが行われてきた。しかし、ひとつのIDが様々なサービスやユーザ行動に紐づくことで、個人情報の漏洩や不必要に収集される危険性が高まっている。DID(Decentralized ID、分散型ID)とは、特定のID発行者に依存せず、自分が自分であることの証明や、自分に関する情報であることを証明する仕組み。DIDの活用によって、自分の情報の取り扱いの決定権を、完全に自分が持つことができるようになると考えられている。

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