出生率:1.37で3年連続上昇 30代が上向き、晩婚が定着か


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育児・子育て 出生率:1.37で3年連続上昇 30代が上向き、晩婚が定着か

06月04日10時35分

厚生労働省の人口動態統計(概数)で、1人の女性が生涯に産む子供の数の推計値である平成20年の合計特殊出生率が、過去最低となった17年の1.26から3年連続で上昇し、前年比0.03ポイント増の1.37となったことが3日に分かった。

 今回の人口動態統計(概数)で特殊出生率が上昇した要因は30代の出生率上昇による。
 しかし、出生数自体は横ばいで依然少子化傾向は続いている。出生数から死亡数を引いた自然増減数は、マイナス5万1317人になり、明治32年の統計開始以来、過去最となった。自然減が2年続くのも初めてで、
本格的な人口減少社会に入ったことを裏付けた。
 平成20年の出生数は109万1150人で、前年比1332人増。2年ぶりの増加となったが、これは平成20年が閏(うるう)年だった影響が大きい。通常の年で換算すると1500人程度減り、合計特殊出生率も1.36にとどまった可能性が高い。
 出産期(15~49歳)の女性が、その数は前年比で22万5000人減ったが、前年と同程度の子供を産んだため、出生率は上向いた。死亡数は前年比3万4133人増の114万2467人で、8年連続増加。婚姻数は2年ぶり増の72万6113組(前年比6291組増)。離婚数は前年比3685組減の25万1147組で、6年連続減少した。

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