「子供の生活15年変化」調査レポート


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育児・子育て 「子供の生活15年変化」調査レポート

配信元:私塾界 09月25日07時59分

博報堂生活総合研究所は、5年前(2007年)と15年前(1997年)に行った、小学4年生〜中学2年生対象の「子供調査」を、今年(2012年)、同世代の子供たちに行った。前回の2007年から2012年の間は、次のような、それまで経験したことのない大きな出来事があった期間だった。


・2008年 リーマンショック
・2009年 民主党への政権交代
・2010年 GDPで日本が中国に抜かれ、世界第3位へ
・2011年 東日本大震災

これらの出来事が、直接的、間接的に子供たちに与えたであろう影響を念頭に置きながら、1997年から2002年までの2000年前後に生まれた子供たち「アラウンド・ゼロ世代」の特徴を15年間の生活変化から8つのFindingsとして、明らかにした。

調査の結果、家族との親密さが増しており、「友達」よりも「家族」を重視し、家族の求心力が高まっている。一方、友達との関係性は以前よりややドライになり、コミュニケーションツールは「深さ」から「広さ」へ変わった。また、メールは減って、SNSへの関心高まった。

学びの場は、学校を楽しむ傾向が高まるなか、塾に通う子供は減少した。遊びの場は、「ゲームセンター」より「テレビゲーム」に移り、「家の中」志向が増加した。

東日本大震災が身近な関係の大切さを痛感させており、激動の時代を過ごす中でも、子供たちの幸せ実感は増加していることがわかった。

私塾界

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