日本の小・中学生の学習意欲低下―国際数学・理科教育動向調査


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教育問題 日本の小・中学生の学習意欲低下―国際数学・理科教育動向調査

12月10日12時47分

国際教育到達度評価学会(IEA)は10日、世界の小学4年生と中学2年生を対象に実施した2007年の「国際数学・理科教育動向調査」の結果を発表した。

 先進国の多くが参加する中で、日本の平均点は前回の2003年度の結果とほぼ同じ。数学・理科ともにテストの成績は5位以内に入った。

 文部科学省は「参加国・地域が増えたにもかかわらず、すべて5位以内。学力の低下傾向に歯止めがかかった」と強調している。

 今回の調査結果では、中学2年生の理科が前回の6位から3位に上昇。数学は前回と同じ5位。小学4年生の理科・算数は前回の3位から順位を落とし共に4位となった。現行の学習指導要領実施前の1995年の調査よりもわずかに平均点は低く、学習意欲に至っては際だって低かった。 

 調査は2007年春に実施。日本での小学4年生と中学2年生に該当する生徒が対象で、小学生は36カ国・地域の約16万人、中学生は48カ国・地域の約21万6000人が参加した。

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