期末テストで生活態度が悪い生徒名を書かせる出題 青森市立三内中学校の女性教諭


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教育問題 期末テストで生活態度が悪い生徒名を書かせる出題 青森市立三内中学校の女性教諭

01月18日19時47分

青森市立三内中学校で2010年の期末テストで、「チャイム前に着席できないで指導されている人がいます。誰ですか?」など、生活態度の悪い生徒の個人名特定の生徒の名前を書かせる不適切な試験問題を出題していたと発表した。

青森市立三内中学で2010年11月30日と12月1日に実施された2年生の保健体育の試験で「用具を準備しチャイム前に着席することは99・9%(の生徒が)できていますが、ごくまれにできないで指導されている人がいました。誰ですか」ともう一つの設問は「服装を守って授業を受けることは99%できていますが、時々減点されている人がいます。誰ですか」と生徒の名前を解答として記入させる問題が二問出題されていたことが2011年1月17日、同校などへの取材で分かったと発表。
問題は2年生の5クラス全てで出題され、青森市立三内中学校では「特定の生徒を名指しさせる意図はなかった」としている。
生徒の約半数は「特になし」と回答した。作成した保健体育の40代の女性教諭は試験の際に「意識を高めるつもりで出題している。自分だと思えば自分の名前を書けば良いし、特になし(いない)でも良い」と説明。「生徒たちに生活を振り返る意識を持ってほしかったが、行き過ぎがあった」と話しているという。
2010年12月上旬、生徒の保護者から青森市教育委員会に連絡があり、問題が発覚した。青森市教育委員会は「生徒たちの心を傷つけた。指導を徹底したい」としている。

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