南三陸町 ホテルでボランティアが教える"学習塾"


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教育問題 南三陸町 ホテルでボランティアが教える"学習塾"

配信元:私塾界 12月02日08時43分

産経新聞(11月18日付)は南三陸町のホテルで、小中高校生を対象にした「自習教室」が連日、開かれていると報じる。仮設住宅の不便な生活で、学校での学習が遅れたり、進路選択に不安を抱える子供たちもいる。この試みは、子供たちが勉強に励めるように静かな環境を提供しようというものだ。

南三陸町の「南三陸ホテル観洋」8階の和室に設けられた自習教室。寺子屋にちなんで「TERACO」と名付けられた教室には、学校を終えた子供たちが次々と集まる。宿題やドリルなどを抱え、段ボールで作った仕切りの机に座る。

教えるのは東京都などからボランティアで集まった学生たちだ。
自習教室は、町内の学校再開もままならない4月20日、避難所となっていた志津川小学校の体育館から始まった。6月19日には、2次避難所となっていたホテル観洋の協力を得て、ホテルでの"寺子屋"を開設。現在、仮設住宅に暮らす子供ら105人が登録している。高校・大学受験や定期テストの勉強のため、平日は小学生が午後5~6時、中高生が午後7~11時の時間に教室に通っている。土日祝日も開かれている。

私塾界

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