福井新聞(12月5日付)は、9月に福井県独自に実施した全国学力調査で、小学6年の国語のうち、応用力を試す「国語B」の正答率が昨年度より約30ポイント低下したと報じた。
東日本大震災の影響で本年度は全国一斉の実施が見送られたため、県教委が一部の県と情報交換した結果、同様の傾向が見られた。問題の難易度が急激に上がったことが要因と分析している県教委は「文部科学省の出題の意図が分からない」と戸惑いをみせている。
県教委が5日、県内の全小学校と福井東養護学校小学部203校の小学6年7,697人を対象に実施した同調査の結果を公表した。
各教科で「知識」に関する「A問題」と「活用」に関する「B問題」ごとに結果をまとめた。正答率は、国語A82.0%(昨年度86.6%)、同B50.9%(同80.3%)、算数A85.5%(同78.3%)、同B49.9%(同55.0%)。