英進館担当者"中学受験は不況に関係なく人気"


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教育問題 英進館担当者"中学受験は不況に関係なく人気"

配信元:私塾界 01月19日08時19分

朝日新聞(1月6日付)は、佐賀県内の私立中を取り上げている。

長引く不況下でも「医学部や有名大学への進学実績」を背景に根強い人気を誇る私立中学だが、最近では中高一貫教育を行う県立中も志望者が増加。私立中の進学校では生徒集めに躍起となっている。

今年から新たに「専願」を設けたのは東明館(基山町)。不景気の影響で公立志向の保護者が増える中、塾に通っていない児童も取り込むため、専願入試は小学校で習う範囲の国語・算数の2科目受験とした。「基礎学力がある意欲的な生徒に入学してもらい、6年間で育てる」という。

県内有数の進学校、弘学館(佐賀市)は、定員135人に対し395人が志願。昨年より微増した。03年に県内に公立中高一貫校ができて以降、合格しても入学しないケースがみられた。そのため、勉学に励めるとした全寮制を一部見直し、専願で入学すれば通学できるようにした。

早稲田佐賀(唐津市)は5日、願書受け付けを始めた。昨年は定員120人に対し1,160人が受験し、倍率9.7倍と県内で最も高い。入学者の6割が早大への進学を希望し、残りの生徒は国公立医学部を志望しているという。

一方、授業料の安さと、進学実績から県立中の人気は高まる。その一つ、致遠館(佐賀市)は昨年、現役生が医学部に2人、九大に14人合格。県内4校は同日入試だが、募集人員計560人に対し1,697人が出願し、倍率約3.0倍と狭き門になっている。

大手進学塾「英進館」の担当者は「中学受験は不況に関係なく人気。費用対効果を考えて、『私立中高一貫で費用をかけ、大学受験では医学部か希望する職種に就職できそうな国公立大に現役合格させたい』と考える親は多い」とみる。

私塾界

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