文部科学省は１０日、２２年度の子どもの学習費調査結果を発表し、幼稚園から高校卒業まで私立校に通った場合約１７０２万円で、公立校に通った場合の約５０４万円と比べて３・４倍の学習費になることがわかった。
この調査は平成６年から隔年で行われていて、今回は公立と私立の幼稚園、小学校、中学校、全日制高校、合計約１１００校の児童、生徒約２万９０００人が対象。
各学校毎に学習費を比べると高校以外は前回とほぼ横ばいだが、高校は公立高校の授業料無償化により、前回より減少している。
また、塾や家庭教師などに限定した補助学習費は、公立校に通っている場合は中学校３年生が、私立校に通っている場合は小学校６年生がそれぞれ最も多く支出されていて、世帯の収入が多いほど支出金額も多くなっている。
■平成22年度子どもの学習費調査結果について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/02/1316221.htm
