青森県、「学習調査記述問題」で無答目立つ


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教育問題 青森県、「学習調査記述問題」で無答目立つ

配信元:私塾界 01月07日08時04分

読売新聞は、青森県教育委員会が、小学5年生と中学2年生を対象に毎年実施している学習状況調査の今年度の結果を発表した、と報じた。基本的な知識を問う問題は正答率が高く、例年の課題となっている思考力や表現力に関する問題では改善傾向が見られたものの、十分ではない状況が依然続いている。

調査は8月、県内の小学5年生(1万2187人)と中学2年生(1万2788人)を対象に、小5が国語、社会、算数、理科の4教科、中2が英語を加えた5教科で行われた。教科全体の平均正答率は小学生が70・3%(前年度68・1%)、中学生が60・4%(同56・6%)だった。
思考力や表現力の問題に限ってみると、前年度は小学生の算数のみが、県教委が目標として設定した通過率より5%を超えて上回ったが、今回は小学生の社会72・9%(設定通過率62・2%)、算数74・3%(同60%)、理科70・3%(同64・2%)で、中学生の国語と合わせて計4教科が上回った。

個々の問題では正答率が低いものもあった。中学校の英語では、まとまりのある英文を書かせる問題で正解が19・4%(同40%)にとどまった。国語では文章を読んで作者のねらいをまとめる問題で無答が17・5%に上り、記述問題などの無答が目立った。

私塾界

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