国際交流のため、同志社大学がウェルサンピアの土地と建物を12億円で落札


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大学 国際交流のため、同志社大学がウェルサンピアの土地と建物を12億円で落札

09月09日19時16分

 同志社大学などを運営する学校法人同志社(京都府京都市上京区)は、2009年9月3日、一般競争入札された京田辺市多々羅の京都厚生年金休暇センター「ウェルサンピア京都」の(約13ヘクタール)と建物(1万3400平方メートル)を落札したと発表した。2010年より、同志社大学は留学生の国際交流や地域連携の拠点として活用し、京都市が求める宿泊施設としての機能は
存続しない方針。

 年金福祉施設の建設に巨額の費用を投入したことが批判を浴び、独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)」が資産の売却を進めた。入札を実施した年金・健康保険福祉施設整理機構によると、落札価格は12億1110万円で最低売却額を110万円上回ったという。
 ウェルサンピアセンターは、社会保険庁が1988年10月オープン。敷地面積約13万平方メートル、85室の宿泊施設のほか、テニスコート、プール、ゴルフ練習場などを備える。
 同志社大学は文部科学省の「国際化拠点整備事業」(グローバル30)に選ばれ、2020年までに留学生3500人を受け入れるとしている。宿泊施設は主に留学生寮として活用、プールやテニスコートなどの遊戯施設は市民に開放する、という。
 石井明三・京田辺市長は「落札したのが、これまでまちづくりに協力をいただいている同志社大学で一安心した。お互いにうまく活用できるよう話し合いたい」としている。
 9月中旬に売買契約を結び、11月30日に施設は引き渡される予定。

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