毎日新聞（2月9日付）は、学生を対象に日銀が実施した金融論文コンクール「第7回日銀グランプリ～キャンパスからの提言」で、愛知教育大（刈谷市）の女子学生3人のチームが、全国2位に当たる優秀賞に選ばれたと報じた。
8日に同大で受賞報告会があり、経済系でない教育大生の受賞に大きな拍手が寄せられた。
教育学部現代学芸課程国際文化コース4年の前田宗誉さん、同3年の鵜飼遙佳さんと村井望さんで、「先生のための金融教育（小学校編/中高編）」というテーマ。
3人は論文で「金融システムが複雑化したうえ、子ども自身で金を使う機会が増えたため、子どものうちから教える緊要性が高まった」と指摘。金融は苦手という学生が非常に多いことから、教師を目指す学生への金融教育の重要性を訴え、体験学習や経済ニュース解説など15回分の授業内容を提言した。
3人は応募108作品の中から、東京、京都、明治、東京経済の各大学とともに上位5組に進出。日銀本店で審査員による質疑応答を経て優秀賞に輝いた。
