中国新聞(4月5日付)は、広島県が4日、県内から関西に進学した大学生のUターンを促進するため、関西学院大(兵庫県西宮市)など3大学と初の就職支援協定を結んだと報じた。
各大学と連携し、県内企業への就職を働きかける。
協定を結んだのは関西学院大のほか、立命館大と龍谷大(いずれも京都市)。湯崎英彦知事が各学長と協定書を取り交わし、今後の協力の在り方などについても意見交換した。
大阪市内であった関西学院大との協定調印式では、湯崎知事が「より関係を深め、広島県と大学の活性化に結び付けたい」とあいさつ。井上琢智(たくとし)学長は「これまで県単位での就職支援は難しかったが、協定が呼び水になると思う」と力を込めた。
県によると、3大学に在籍する県出身者は計約1,800人。本年度から県内企業の就職情報を積極的に提供し、各キャンパスでの合同説明会の開催なども計画している。