朝日新聞(8月29日付)は大阪府立大と大阪市立大の統合について協議している新大学構想会議(座長:矢田俊文、北九州市立大学名誉教授)が28日、大阪市役所で、大阪商工会議所の常議員との意見交換会を開いたと報じた。
席上、構想会議の上山信一委員は、大学統合に、看護や工学など2大学に共通する学部学科の再編を伴う考えを明らかにした。
「移転を伴っても、大阪市内の便利な場所に大学を作り、国際競争力を高めてほしい」という商工会議所からの要望に対し、矢田座長は「産学一体となって改革したい」と応じた。上山委員は「府立・市立ともに近年、人員と予算が減ったが、仕事のやり方が変わっておらず、疲弊している。経営改革が必要」と指摘。具体的に「少人数や学生のニーズがない学部を無理に存続させない」「教授会で人事を決めない」などを提案した。