世界各国から、米国の大学ならびに大学院に留学する、留学生の実態が、11月12日付の日本経済新聞夕刊に掲載された。
米シンクタンク「国際教育研究所」が12日発表した報告書で、2011~12学年度に米国の大学・大学院に在籍した日本人は6%減、2万人を切ることがわかった。
中国人留学生の数は前年度比23.1%増の約19万4千人と、3年連続で1位だった。中国人留学生数は9~10学年度にインドを抜いて1位となり、その後も大幅な増加が続いている。今回の調査では、留学生全体の約4分の1を占めた。
全体では前年度比で5.7%増え、過去最高の約76万4千人となった。政府が奨学金制度を設けたサウジアラビアからの留学生が50.4%と大幅に増え、中国とともに全体を押し上げた。
10~11年度の米国人学生の日本への留学は、東日本大震災の影響で前年度に比べ33%減少している。