ピア・サポート、国立大6割、私大3割で実施


  1. 教育情報サイトeduon!ホーム
  2. 教育ニュース
  3. 大学
  4. ピア・サポート、国立大6割、私大3割で実施

大学 ピア・サポート、国立大6割、私大3割で実施

配信元:私塾界 01月15日08時17分

日本学生支援機構が2010年に行った調査によると、ピア・サポートを実施している大学の割合は35.6%に上り、05年の12.9%から大幅に上昇した。国立大はほぼ6割、私立大も3校に1校が導入。未実施だが「今後実施したい」という大学は国立で44.4%、私立で50.5%。急速な広がりの背景にあるのが学生の対人能力の低下。上下関係やコミュニケーションが苦手になり、体育会やサークルに加わらない傾向も強まった。

ピア・サポートは、もともとは薬物・アルコール・ギャンブルなどの依存症や社会的弱者であることに悩む人々に対して、かつて同じ悩みを抱いていた人や現在も同じ苦しみを抱く人同士が、支え合い助け合って解決を図る活動を指す。孤独感を伴う心のケアに有効とされている。

大学では、新入生などの中で学生生活に馴染めない学生を、先輩学生が支援することが多い。大学生にとって、クラス・ゼミナール(正課教育)、クラブ・サークル(正課外教育)に次いで、第3のコミュニティーとなっている。

私塾界

掲示板 このニュースについて掲示板のトピックを立てる