香川大学（香川県高松市）は７日、５者で国立研究開発法人情報通信研究機構（ＮＩＣＴ）の「Ｂｅｙｏｎｄ ５Ｇ 研究開発促進事業」に係る委託研究の基幹課題「Ｂｅｙｏｎｄ ５Ｇ 超大容量無線通信を支える空間多重光ネットワーク・ノード技術の研究開発」に採択され、令和３年７月２７日付でＮＩＣＴと委託契約を締結、研究に着手したと発表した。
プレスリリースによると、香川大学の他、株式会社ＫＤＤＩ総合研究所（本社：埼玉県ふじみ野市）、日本電気株式会社（本社：東京都港区、ＮＥＣ)、サンテック株式会社（本社：愛知県小牧市）、古河電気工業株式会社（本社：東京都千代田区）の５者で行われ、研究開発期間は令和３年７月２７日から、最長で令和６年度まで継続の予定だという。
研究開発では、マルチコアファイバ（ＭＣＦ）などの空間多重技術に基づく超大容量空間多重光ネットワークに必要な下記の基盤技術の研究開発に取り組むという。
１．階層化光ネットワーク・光ノード設計技術（担当：香川大学）
２．保守性に優れたファンイン・ファンアウト（ＦＩＦＯ）レス中継システム構築技術（担当：ＫＤＤＩ総合研究所）
３．ＭＣＦのコア毎に伝搬方向が異なる光信号の一括増幅技術（担当：NEC）
４．ＭＣＦのコア毎に切り替え可能な空間光スイッチ技術（担当：サンテック）
５．装置内接続用 MCF 配線・接続技術（担当：古河電工）
■Beyond 5G 無線通信を支える空間多重光ネットワーク技術の研究開発に着手〜「Beyond 5G 研究開発促進事業」に係る NICT 委託研究基幹課題を受託〜
https://www.kagawa-u.ac.jp/27330/beyond-5g-beyond-5g-nict/
