文部科学省は1日、令和4年度宇宙航空科学技術推進委託費の採択課題を決定し、公表した。
発表によると、宇宙航空科学技術推進委託費では5つのプログラムにおいて、宇宙航空開発利用の新たな可能性を開拓するための取組を行い、さらに裾野を拡大することを目的としているという。
令和4年度は、令和4年2月22日~令和4年4月22日に実施された公募に提案のあった26件について、外部有識者から構成される審査評価会での審査結果を踏まえて7件の採択課題を決定したという。
プログラムごとの採択課題と機関及び代表者名は以下の通り。
■宇宙航空人材育成プログラム
・将来の有人宇宙活動を支える宇宙医学人材養成プログラムの創出(京都大学 寺田昌弘)
■宇宙航空脱炭素技術等創出プログラム
・CFRPの真空対応ケミカルリサイクルシステム(京都府立大学 宮藤久士)
・宇宙木材産業の創出をめざした宇宙材料としての木材利用の探究(京都大学 土井隆雄)
■宇宙探査基盤技術高度化プログラム
・超小型月探査機の高度化に資するコンパクトな衛星地上局システムの開発(福井工業大学 中城智之)
■ 「人文社会×宇宙」分野越境人材創造プログラム
・宇宙ルール形成に着目した文理融合×産官学連携による人材創造プログラム(学習院大学 渡邉匡人)
■「AI・デジタル化×宇宙」技術革新人材育成プログラム
・月火星箱庭教育プログラムによる宇宙情報系人材の育成基盤構築(会津大学 大竹真紀子)
・高大連携宇宙AIコンペティションを通した「インテリジェント宇宙機」開発人材の育成(金沢大学 松田昇也)
■令和4年度宇宙航空科学技術推進委託費の採択課題の決定について
https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/space/jigyou/detail/1422548_00007.htm