立命館大学の英語授業にAI自動翻訳サービスを試験導入


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大学 立命館大学の英語授業にAI自動翻訳サービスを試験導入

配信元:私塾界 10月13日08時37分

立命館大学は、「学校法人立命館と株式会社 NTT ドコモとの連携協定」のもと、株式会社NTTドコモのグループ会社である株式会社みらい翻訳(東京・渋谷区、鳥居 大祐 代表取締役社長)が提供するAI自動翻訳サービス「Mirai Translator®」を、「プロジェクト発信型英語プログラム」の英語授業において、約5,000人の学部生・大学院生を対象に、2022年9月26日(月)より試験導入を開始した。このサービスを大学の正課の英語授業で、利用に一切の制限を設けず、導入するのは日本初(みらい翻訳調べ)の試みとなる。

この取り組みは、AI自動翻訳ツールを大学の英語授業で利用することで、学習成果や学生の心理面などにどのような変化が生じるかを検証する。英語スキル不足による学習への不安感を払しょくさせ、本来習得すべきプレゼンテーション能力の向上や、アウトプット精度の向上など、社会で使える英語スキルを、学生自身が能動的に体得することを目指す。

■英語学習支援用AI自動翻訳サービス「Mirai Translator®」
試験導入期間:2022年9月26日(月)~2023年3月31日(金)
利用想定人数:約5,000人
対    象:「プロジェクト発信型英語プログラム」を受講する学部生および大学院生
(生命科学部・生命科学研究科、薬学部・薬学研究科、スポーツ健康科学部・スポーツ健康科学研究科、総合心理学部、人間科学研究科)

■今後の予定
 この取り組みは、2022年5月、立命館学園の中期計画「学園ビジョンR2030チャレンジ・デザイン」で掲げる「テクノロジーを活かした教育・研究の進化」を体現するために実施した「教育開発DXピッチ」で優秀賞を受賞した。新しい英語教育の形を模索し、改善し、成長し続けることをモットーに、生命科学部の山中司教授、木村修平准教授、山下美朋准教授、薬学部の近藤雪絵准教授をはじめとする英語教員がプログラムを企画推進している。

 今後は、週1回の英語授業や自習等、学生が自ら日常的かつ自由に利用し、メタバース空間「NTT XR Space Web(DOOR)」との併用なども視野に取り組みを進め、2023年2月頃に本実証の報告会を行う予定。

私塾界

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