東国原知事『愛のげんこつ条例』発言―市民団体が質問状


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教育行政・教育制度 東国原知事『愛のげんこつ条例』発言―市民団体が質問状

07月03日20時00分

 宮崎県の東国原知事が先月6月18日の県議会本会議後、記者団に対して「体罰は愛のムチ」などと発言したことを受け、市民団体「宮崎女性ネットワーク」の会員有志は知事宛てに公開質問状を郵送した。

 東国原知事は子供の教育に関連し「昔はげんこつで教えられたが最近はできなくなっている。(体罰が問題視されない)げんこつ条例というものを宮崎県で法制化できないか」「愛という範囲で『愛のムチ条例』や『愛のげんこつ条例』を条例化すべきだ」と語った。

 質問状の内容は県に対して「知事独特のジョークと推察しつつも、暴力容認ともとれる発言は影響力が大きく、知事として暴力にお墨付きを与えるようなあるまじき軽率な発言だ」として「青少年の現状をどのように認識され、『愛のムチ条例』に言及されたのか」など3点の質問に文書で回答するように求めたものである。

 知事の発言に対して届いたファックスやメールは約50件に上り、特に県外と女性からのものが多かったが、知事の発言を容認する発言はわずか4割であった。これに対し県は「質問状が届いていないので内容を読み次第検討したい」としている。




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