いじめや不登校、犯罪の低年齢化、親による虐待や育児放棄、低所得など保護者や子どもが抱える問題を受け、文部科学省は2008年度から公立小中学校でカウセリングなどを行う「スクールソーシャルワーカー」を、全都道府県計141地域に配置することを6日までに決めた。
児童の問題行動には家庭環境が関係しているケースが多く、 スクールソーシャルワーカーは状況を把握した上で福祉施設や警察、ボランティア団体などに協力を要請したり、生活保護などを紹介するのが主な役割。児童の心身の健康や社会的な成長を補助する。
今回の大幅増員によって教員の負担軽減も目指している。