スリランカの公立学校に、すららネットの海外向けデジタル算数教材初導入


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学習塾・予備校・企業 スリランカの公立学校に、すららネットの海外向けデジタル算数教材初導入

配信元:私塾界 12月02日07時33分

株式会社すららネット(東京・千代田区、湯野川 孝彦 代表取締役社長)の海外向け算数ICT教材「Surala Ninja!」が、スリランカの公立学校に初めて導入される。

今回導入されたのは、スリランカの教育省より質の高い教育を行う学校と認められた、「National School」に認定されている小学校W/GM Parakrama Maha Vidyalaya。スリランカでは新型コロナウイルス感染症の感染拡大とその後の経済危機により、深刻な学習損失が指摘される中、児童一人ひとりの学力や理解度に合わせた個別最適な学習を提供し、算数能力の向上を目指している。

「Surala Ninja!」は、「すらら」の海外版として小学生向けに開発された、加減乗除の四則計算を学べるAIを活用したデジタル教材。学習管理機能によって生徒の状況に合わせた学習内容を設定できると共に、アダプティブ機能により、難易度を自動で調整することができる。スリランカにおいては、パートナー会社のNext Learners (Pvt) Ltd.と連携し、私立学校や学習塾、NGOなどに提供している。新型コロナウイルス感染症の流行以降、2年以上にわたり学校の休校が続くなど運営が不安定となる中、遠隔教育による家庭学習やNGOが運営する支援センターへの提供を通じ、学習機会を担保してきた。

 今回の導入は、「Old Students Association」と呼ばれる同学校の卒業生を中心に結成された教育支援のための組織により実現し、「Surala Ninja!」による算数授業が放課後活動として実施される。経済危機の影響で社会生活が不安定な状況を鑑み、10月からまず自宅学習として開始し、来年以降学校運営が安定した後、教室内での対面学習に移行する計画だ。授業体系の変化に合わせ同校の教員は、生徒の学習をサポートするファシリテーターの役割を担うことになる。そのため、すららネットとNext Learners社は、集団授業とは異なるデジタル教育による個別学習のコンセプトや授業運営について教員を対象に9月下旬に初期研修を実施した。研修では、ロールプレイなどより実践的な研修を通じて、個別学習における生徒へのサポート方法や自立学習のスキルを育成する方法などを先生方に習得してもらった。

私塾界

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