文部科学省出身のキャリア官僚で、内閣官房内閣参事官の浅田和伸氏(47)が4月から品川区立大崎中学校の校長になる。東京都教育委員会が発表した。キャリア官僚の校長への転身は異例。浅田氏は品川区教委の推薦を受けていた。
浅田氏は「国の教育行政にかかわってきた経験を生かし、現場の力を最大限に引き出す学校経営を目指したい」と話し、同省は「浅田氏は再び文科省に戻ることもできるが、今回は本人の希望に基づく異例の人事」としている。
文部科学省によると、同省キャリアが公立校の校長になるのは初めてという。