学力向上の為の学習冊子作成 高知県高知市


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教育問題 学力向上の為の学習冊子作成 高知県高知市

03月06日17時32分

高知市立小・中・特別養護学校長会(会長=橋本正博・一宮東小校長)は2月26日、全国最低レベルの中学生の学力向上を図ろうと、毎日2ページ分の宿題に取り組ませるなど、生徒の学習習慣定着に向けた具体的な対応策をまとめ、高知市教育委員会に報告した。09年度から高知市内の小学43校、中学19校、特別支援学校1校で取り組んでいくこととした。

高知県内中学生は、全国学力テストで2年連続のワースト2位。また、同時に実施されたアンケートによると、家で宿題をしない中学生の割合は同市は15.7%と全国平均(5.7%)を大きく上回った。

このため、校長会では学力向上のためには家庭や学校での学習習慣の定着が不可欠と分析。特に学力改善が必要な中学生全員に、東京書籍が作成した各学年約500ページの冊子を配布し、毎日2ページずつ宿題として出す事を提言。また、授業前や放課後などに英単語などを繰り返し学習する時間を設けることで学力や学習意欲の向上を図る。県の支援で配置される学力向上補助員や放課後学習支援員なども活用して、生徒ごとの個別対応も強化。
小学校と連携して公開授業を実施するなど、義務教育9年間で連続性のある取り組みを目指すことも盛り込んだ。

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