北海道岩見沢市で学校給食を食べた小中学生らが食中毒症状を訴えていた問題で、２２日から４校で授業を再開すると発表した。岩見沢市教育委員会は１５日から休校していた同市内の小中学校９校のうち中学校２校と小学校２校の計４校で授業を再開した。
岩見澤市教育委員会によると、発症者は１２人増えて累計１５４０人になった。症状が続いている学生は４９８人と１５日より減少している。残りの学校でも２３日を目処に再開させるとしている。なお、学校給食再開のめどは立っておらず、弁当持参での通常授業となっている。
休校になった５日分の授業時間を取り戻すよう、授業時間を延ばす施策を取る予定だ。岩見沢保健所によると、北海道立衛生研究所の検体調査が２３日で終わる見通しとなっていると話している。検査結果を受け、児童からの聞き取り調査などを合わせ、岩見沢市医師会が可能性を示唆しているサルモネラ菌との関連を調べ、公表する予定となっている。
