体調を崩していた当時4歳の二女を病院に連れて行かずに放置し、死亡させたとして、京都府警は1日、母親の無職上岡真美容疑者(26)(京都府八幡市西山和気)を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。
死亡したのは上岡容疑者の次女真菜ちゃん(当時4)。2月上旬ごろから自宅で体調を崩して衰弱し、同月12日に意識を失ったため、同容疑者が119番通報した。真菜ちゃんは同府宇治市内の病院に運ばれたが、13日未明に死亡が確認された。
調べでは、上岡容疑者は自宅アパートで、今年2月上旬から真菜ちゃんが体重約10キロになるまでやせ衰えて食事を取らなくなり、歩けないほど衰弱していたのに、病院に連れて行かずに放置。気管支肺炎で死亡させた疑い。
遺体にはあざが数カ所あり、脳内に出血した跡もあったという。調べに対し、上岡容疑者はあざができた原因について「知らない」としつつも、「あざで虐待を疑われると思い、病院に連れて行かなかった。死ぬとは思わなかった」などと供述しているという。
京都府警は上岡容疑者が虐待や育児放棄をしていた疑いもあるとみて追及する。