福井県福井市の私立北陸高校(藤原有仁校長)で日本漢字能力検定協会の本漢字能力検定を校内で団体受検する際、一部生徒を一斉試験日の前日に受験させたため、受検者337人全員が失格になっていたことがわかった。
北信越高校体育大会と試験日程が重なったためにバレーボール部や柔道部などの1~3年生の部員75人に全日の14日に試験を実施。他の262人は正規の試験日の15日に受検したが、日本漢字能力検定協会は試験の公正さが保たれないとして全員失格を決めたとのこと。
北陸高校では3年生に3級以上の受検を義務付けており、藤原有仁校長は「事前に相談すれば受検日をずらせるとは知らず、判断が甘かった」と釈明「試験、
大会の両方で十分に力を発揮してほしいと考え、試験の日程を1日早くしてしまった。結果的に生徒に迷惑をかけ申し訳なく思っている」と。生徒、保護者には経緯を説明して謝罪したとのこと
日本漢字能力検定協会(京都市)は「生徒らに責任はない」として、再試験を認め今月13日に実施される予定。