通信教育最大手のベネッセコーポレーションとＮＴＴ東日本、ＮＴＴ西日本（ＮＴＴ東西地域会社）は１９日、ベネッセのインターネット通信講座とＮＴＴ東西の光回線を組み合わせた通信教育事業で協業すると発表した。通信講座の対象は中学生となる。
ＮＴＴ東西が提供する光ブロードバンドサービス「フレッツ光」の全国均一の高速通信や、専門オペレーターがパソコンやネット環境の設定を遠隔サポートするなど、利用者へのサポート体制、また、ベネッセの通信講座をアピールし、使いやすく安心な学習環境として訴求する。
今回の協業は、０８年度から手がける新講座「進研ゼミ中学講座＋i」をはじめとする通信教育事業の拡大を狙うベネッセと、光回線サービス「フレッツ光」の販売チャンネルを増やしたいＮＴＴ東西の思惑が一致したことで実現した。
内容としては、中学１年生向けサービス「進研ゼミ中学講座＋i」（プラスアイ）を利用する家庭に対し、フレッツ光とセキュリティ対策サービス、リモートサポートをパッケージ化した「プラスアイ安心接続サポートパック」をＮＴＴ東西が提供。キャンペーンを２００９年４月まで展開するという。また、キャンペーンに合わせ、ネットの安全利用を啓発する学習コンテンツをプラスアイで無料公開する予定。
今後、子どものいる家庭向けにフレッツ光とベネッセの子ども向け冊子をなどを提供するキャンペーンも実施する予定だという。ＮＧＮサービス「フレッツ光ネクスト」を活用した次世代型学習環境も検討する。
