文部科学省は２６日、先端研究設備整備補助事業の「量子技術分野」、「物質・材料科学分野」それぞれの公募結果を公表した。
それによると、先端研究設備整備補助事業のうち、量子技術分野は「量子技術イノベーションによる重要課題の達成」等に貢献する事業を対象として３区分に分けて行うもので、公募に応募のあった「事業区分１」は１機関、「事業区分２」は２機関、「事業区分３」は２機関から審査委員会の審査で以下を選んだという。
【事業区分１】
量子コンピュータに関するハードウェア開発のための機器の整備
・理化学研究所
【事業区分２】
量子コンピュータ実活用のための開発環境基盤設備整備
・東京大学
【事業区分３】
量子コンピュータネットワーク構築に向けた基盤的研究のための設備整備
・東京工業大学
また、物質・材料科学分野では、「創発的研究」の場の形成として研究者のニーズが特に高い先端共用研究設備を整備し、若手研究者を含めて幅広く共用することにより若手研究者をはじめとした研究力の向上等のために２区分で行うもので、公募に応募のあった「事業区分１」は５機関、「事業区分２」は１１機関から審査委員会の審査で以下を選んだという。
【事業区分１】
蓄電池研究開発設備整備
・国立研究開発法人物質・材料研究機構
【事業区分２】
ＡＩ・ＩｏＴ／量子／バイオのいずれかの技術に特徴を有するマテ
リアルテクノロジーに関する設備整備
・国立大学法人東北大学
■「先端研究設備整備補助事業（量子技術分野）」の選定機関の決定について
https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00029.html
■「先端研究設備整備補助事業（物質・材料科学分野）」の公募結果について
https://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00031.html
