文部科学省は6月29日、「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査(2020年度修了(卒業)者及び修了(卒業)予定者に関する報告)」報告書を公表した。
それによるとこの報告書は、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が2014年から「博士人材追跡調査」を行っているものの博士課程への進学の躊躇が指摘されていることから、2020年11月~12月に、博士課程の前段階である修士課程(6年制学科を含む)の修了(卒業)者及び修了(卒業)予定者を対象とした調査を初めて行ったものだという。
調査結果によると、進路予定について「就職先が決定している」が62.1%で最も高く、次いで「博士課程への進学」が10.2%だったという。「就職先が決定している」は、工学が87.0%で最も高く、次いで農学が81.8%だったという。
■科学技術・学術政策研究所「修士課程(6年制学科を含む)在籍者を起点とした追跡調査(2020年度修了(卒業)者及び修了(卒業)予定者に関する報告)」報告書の公表について
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1422310_00012.htm