横浜市瀬谷区内の市立小学校で2月、男子児童がはしかに感染したにもかかわらず、学校が市教育委員会に報告をしていなかったことが、16日までに分かった。同校内ではその後、ほかに4人の児童がはしかに感染した。
横浜市教育委員会によると、2月4日、男児のはしか感染が確認された。同日中に医療機関から瀬谷区福祉保健センターに連絡が入り、区福祉保健センターから学校にも連絡が入っていた。
市教委に報告することが対応マニュアルでは定められていたが、同校は連絡をしなかった。はしかの感染は拡大し、2月17日までにほかの児童4人が欠席、同22日までに4人ともはしかの感染が確認された。
19日に区福祉保健センターが同校を訪問したことで、同日初めて同校から市教委への報告があった。市教委の担当者は「学校の認識が薄かった」と話している。