佐賀新聞（8月11日付）は、県教委が主催する初めての大学進学説明会が11日、佐賀市民会館で開かれたと報じた。
受験生や保護者ら約100人が参加。関東、関西の有力な国公私立を含む13大学の担当者が教育内容や求める人材像などを説明。受験生たちはメモをとったり、質問するなど、真剣な表情で聞き入っていた。
現役高校生の大学合格率を上げる受験力向上緊急対策事業の一環。県内での説明会には初参加の京都大や東京理科大のほか、全ての授業を英語で進める国際教養大（秋田）や学生の半数を留学生が占める立命館アジア太平洋大学（大分）など、県教委が進めるグローバル人材育成を実践する大学も参加した。
大学ごとの説明会のほか、個別の相談会もあり、担当者は在学中に取得できる資格や特色のある講義内容などを説明。出席者は「他大学との違いは」「卒業生の就職先は」などと次々と質問、真剣な様子で耳を傾けていた。
東京理科大が志望校の一つという致遠館高3年の女子生徒（17）は「東京でのオープンキャンパスは遠くて時間もないから参加できなかったけど、地元で説明会があってラッキー。直接話を聞いて、具体的な方向性が見えてきた」と夢の実現へ思いを新たにした様子だった。
