第一回私塾界民間教育大賞が発表される


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学習塾・予備校・企業 第一回私塾界民間教育大賞が発表される

配信元:私塾界 12月09日08時54分

8日、東京・帝国ホテルで開催された(株)私塾界主催の「Premium Seminar」において、「第一回私塾界民間教育大賞」が発表された。

以下、当日された配布資料から抜粋。

◇創設の趣旨と経緯
このたび弊社[(株)私塾界]では、民間教育の発展に多大な功績のあった方々を対象にした「私塾界民間教育大賞」を創設させていただくことになりました。

振り返ってみますと、戦後の荒廃の中から立ち上がったわが国はいま、先進国の一員として確固たる地位を占めるまでに至りましたが、この間に、「民間教育」とりわけ「学習塾における教育」が、国力を支える国民の教育水準の向上に果たした役割の大きさにははかり知れないものがあります。

しかるに、同じ「子どもの教育」に携わってきた公教育に比べ、民間教育は現在、相応の評価を得ていないのが実情です。
そこで、わたしどもでは斯界の発展に寄与された方々のご尽力に深く感謝の意を表するとともに、そうした方々の功績を広く知らしめる中で民間教育の果たした役割を世に問いたいと考えて「大賞」を設けることにいたしました。

◇私塾界民間教育大賞の種類と選考の次第
「私塾界民間教育大賞」には二つの「大賞」が設けられています。名称及び授賞の対象となる方々は以下のとおりです。

【民間教育最高功労賞】
原則 (I)年齢75歳以上にして、(II)民間教育界での指導歴または事業歴30年以上、(III)民間教育の発展に著しく貢献、の3条件を満たした方。

【民間教育特別功労賞】
原則(I)故人にして、(II)民間教育界での指導歴または事業歴20年以上、(III)民間教育の発展に著しく貢献、の3条件を満たした方。

受賞者の選考は、弊社が、(I)年齢72歳未満にして、(II)民間教育界での指導歴または事業歴25年以上、の2条件を満たした方、5名から10名に委嘱して組織した「私塾界民間教育大賞選定会議」での話し合いで行われます。

◇第一回私塾界民間教育大賞受賞者

【民間教育最高功労賞】
 田中幸穂(たなかゆきほ)先生
 中萬憲明(ちゅうまんのりあき)先生
 名城政次郎(なしろまさじろう)先生
 福島清三(ふくしませいぞう)先生

【民間教育特別功労賞】
 藤原 信(ふじわらつよし)先生

◇第一回私塾界民間教育大賞選定会議メンバー(敬称略)
 議長 増澤 空 [(株)ティエラコム代表取締役/(社)日本青少年育成協会会長)
 筒井勝美[英進館(株)会長・館長]
 永瀬昭幸[(株)ナガセ代表取締役]
 太田明弘[(株)成学社代表取締役/学習塾公開企業協議会会長]
 伊藤政倫[ケイエスケイ進学塾(株)代表取締役/(社)全国学習塾協会会長]
 加藤麻由美[(株)私塾界代表取締役]


【民間教育特別功労賞】藤原信先生(故人)
1925年島根県生まれ、45年大阪第一師範学校卒業後府下の小中学校に勤務。56年大阪に藤原理科実験教育研究所(藤原学園)設立、実験学習・合宿学習を開始。65年、小豆島で3千坪の自然観察場「星くずの村」の建設に着手。84年小豆島実験学校を開校、88年「星くずの村」第9号棟の竣工を以て完成。関西私塾教育連盟理事長、(社)全国学習塾協会顧問等歴任。2010年10月他界(享年86歳)。

【民間教育最高功労賞】 田中幸穂先生
1926年東京都生まれ、56年(学)目白学園中学・高校(現目白研心中学・高校)教師に。64年同校を退職し、東京・渋谷区の自宅に「栄光学習塾」設立。78年学習塾全国連合協議会(塾全協)関東ブロック会長就任、会員数の増強に尽力。84年塾全協全国会長に就任、全国研修大会などを企画・運営。88年(社)全国学習塾協会設立、実務担当者として活躍、94年(社)日本青少年育成協会設立、副会長就任、のち97年同会会長に就任。塾経営を引退後は福祉活動に携わり、現在に至る。

【民間教育最高功労賞】 中萬憲明先生
1927年長崎県生まれ。50年旧制熊本語学専門学校卒業と同時に上京。横浜市立中学へ英語教師として赴任。54年周囲の反対を押し切って27歳で中萬英学塾を始める。5坪の小さな教室に78名の生徒を集め、4月8日開校。5月には評判を呼び、塾生数150名となる。56年杉田スクール開校。62年金沢文庫スクール開校、五教科指導体制が整う。68年有限会社中萬学院設立、生徒数800名。70年妻節子死去。74年横須賀税務署から有料法人として表彰。89年、売り上げ20億円を超える。90年生徒数10,000名達成。96年上永谷に本社ビル竣工、代表権を長男隆信氏に移管。会長職に就く。

【民間教育最高功労賞】 名城政次郎先生
1930年台湾生まれ、51年尊父・故政雄先生とともに「尚学院」の前身「商学塾」を那覇市に開塾、同年「名城翻訳事務所」を開設、軍事法廷通訳官を務める。58年「那覇商学塾」「ゴザ商学塾」琉球政府文教局認可。65年「那覇商学塾」を「那覇尚学院」に改称。83年沖縄尚学高校を発足させ理事長・校長に。2001年勲五等瑞宝章受賞、10年文部科学大臣表彰、11年沖縄タイムス賞文化賞受賞。

【民間教育最高功労賞】 福島清三先生
1934年高知県生まれ、54年土佐高校を卒業。59年早稲田大学第一法学部卒業後、郷里に戻り「土佐塾」創設。69年㈻土佐塾予備校設立、理事長に就任。77年(学)土佐塾中高等学校設立、理事長に就任。早稲田大学名誉賛助員、同評議員、同校友会高知支部長、民間教育連盟(民教連)名誉会長、龍馬賞基金代表、高知県レスリング協会会長、(株)土佐観光代表取締役等を歴任(現任)。

私塾界

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