宇宙で体の機能低下を抑える為の医学実験に挑む


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大学 宇宙で体の機能低下を抑える為の医学実験に挑む

配信元:私塾界 10月09日08時19分

岐阜医療科学大(関市市平賀)と愛知医科大(愛知県長久手市)の研究チームが、無重力状態で低下する体の機能を保つ宇宙医学実験に挑戦中だ。過去の同様の実験より小型化した装置を使い、成功すれば国際宇宙ステーション(ISS)の米航空宇宙局(NASA)のスペースへの設置を提案する構想となる。

研究チームは、岐阜医療科学大保健科学部放射線技術学科の田中邦彦教授、愛知医科大医学部医学科生理学講座の岩瀬敏教授、西村直記講師の3人。

実験は9月に入ってから開始され、大学生2人が被験者となった。被験者の2人は、血液の流れを宇宙と同じ環境にするため、頭を6度低くして寝たまま5日間を過ごした。1人が横たわったまま回転する人工重力付加装置に乗り、1日30分間、遠心力で重力をかけながら自転車のペダルをこぐ運動。もう1人は運動をせずに過ごして2人の体の機能を比較した。

研究チームは9月中に実験のデータをまとめるとのことである。

私塾界

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