横浜国大とパラグアイ国立大が学術交流協定締結


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大学 横浜国大とパラグアイ国立大が学術交流協定締結

配信元:私塾界 10月09日08時20分

パラグアイ共和国の国立大学と日本の大学が初めて学術交流協定を結んだ。

パラグアイの国立アスンシオン大学と横浜国立大学である。横浜国大の中心は、パラグアイ研究やNGO活動を手がける大学院都市イノベーション研究院の藤掛洋子教授とゼミ生だ。アスンシオン大関係者と非公式に連携し、教育や農村開発の支援をしてきた。現在は貧困農村地区サントドミンゴ村における学校建設資金140万円を集め、2013年8月に約20人が渡航する目標を掲げ、異文化交流イベントの全学展開などを進める。横浜国大の教員・学生の国際協力活動を公式に強化し、今後は途上国での国際協力を実際に学ぶ大学院生の留学も計画する。

 南米のパラグアイは人口の半分が農村居住で、絶対的貧困層(一日の生活費1.25ドル以下)も多い。アスンシオン大は同国トップ大学で、医学や農学に強いほか建築の学科もあるので、農村開発、ジェンダー、学校建設支援などを学ぶ藤掛ゼミの学生らと来夏の交流を計画している。また、同国は7000人在住の日系移住者が、大豆栽培で同国を輸出世界第4位に導いた実績がある。移住者の会と同国文化やビジネス交流も調整している。
また、今秋以降は横浜国大でパラグアイ教育省副大臣や小・中・高校生の受け入れ、フェアトレード輸入のパラグアイの飲食品紹介イベント、学園祭での伝統工芸による物品販売なども計画されている。

私塾界

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